【講師インタビュー】日暈 鷲さんに聞く「夏越大祓式と古神道禊行」— なぜ今、「祓い」と「禊」が必要なのか

日暈鷲さんインタビュー 夏越大祓式と古神道禊行ワークショップ

2026年8月9日(日)開催「夏越大祓式と古神道禊行 体験ワークショップ」講師・日暈 鷲(ひがさらん)さんへのインタビューをお届けします。

※この記事は『StarPeople & 岩戸開きチャンネル』で公開されたインタビューを文字起こししたものです。

目次

ひと言でいうと、どんなワークショップですか?

肉体面での「穢れ(けがれ)」というのは、だるさや頭痛といった分かりやすい不調はもちろんですが、それだけではありません。もう一つ大切なのが「霊的な面」です。

日々の行動やちょっとした出来事の積み重ね、あるいは他人から受ける「念」なども、知らないうちに私たちの中に溜まっていきます。それらをはっきりと清めていくと、人生がうまくいくようになります。

本来の古神道的な意味で言うと、人間社会の中でずっと生活していると、知らないうちに負のことをしてしまったり、後悔や迷いが少しずつ積み重なっていきます。古神道では、人は全員「神の分け御霊(わけみたま)」として生まれているとされていて、それらを祓わないと、神からちょっと遠い存在になってしまうんです。

自分に「穢れ」が溜まっているか、チェックする方法はありますか?

いくつか分かりやすいサインがあります。

  • 鎖骨のくぼみを押すと痛い
  • 肘の内側のあたり
  • 腰の骨のまわりが痛い
  • 首の後ろの骨の出っぱりを押すと痛い
  • 石鹸で綺麗に洗っているのに、踵(かかと)がカサカサする
  • 足の指の間にも溜まりやすい

こうした部分に、石鹸で綺麗に洗っているはずなのに墨のように黒くなっている、という症状が出ることもあります。当てはまる方は多いのではないでしょうか。今回の大祓で、ぜひ祓っていただきたいと思います。

「穢れ」というと重たい言葉に感じますが、日々のネガティブなエネルギーという捉え方でいいですか?

その通りです。心の迷いや、怒り、悲しみ、停滞といったものです。

お仕事をしていると、嘘をつくというほどではなくても、自分の本意ではないことを通してしまう、ということを重ねてしまいがちです。それをそのままにしておくと、気持ちがどんどん重くなっていきます。

人がたくさんいる場所に出ると、歩いているだけで重くなってしまったり、電車に乗ると具合が悪くなったり。感受性の強い方だと、それがずっと溜まっていって、慢性的な頭痛につながることもあります。

逆に、こうした見えない世界のエネルギーが綺麗になっていくと、生命エネルギーが活性化して、本来の自分の道を歩めるようになっていきます。

今、一番参加してほしいのはどんな方ですか?

例えば「何か不運が続く」「一生懸命やっているのにうまくいかない」「やろうと思っても体が動かず、眠たくなってしまう」——そういうことが続いている方です。

実はそれは、「今の道は、本来自分が歩む道ではないよ」ということを、天が教えてくれているサインなんです。それを見ないフリをして蓋をしてしまう癖がついたまま、そのままやり過ごしていくと、病気になったり、事故にあうことによって、ようやく「気づきなさい」というメッセージとして現れてしまうこともあります。

自らまず禊(みそぎ)をして、お祓いで祓っておくと、そうした不運を通してのお知らせが起こらない状態を、自分でつくることができます。昔の日本人は、そのことを何気なく感じていたからこそ、6月の晦日(みそか)に大祓を行っていたんです。

8月9日という日付には、意味があるのでしょうか?

昔の式典の伝書には、「夏越(なごし)の大祓は6月の晦日の大祓」とされています。旧暦の6月晦日を調べて計算すると、今年(2026年)であれば夏越の節目にあたる時期になります。

この時期の前後で、ちょうどエネルギーが切り替わっていくタイミングだということが伝書にも書かれていて、それを基準に、自分の宇宙が変わるポイントに体調を合わせ、自然界に同調していくには、このタイミングがふさわしいと考えています。そこで、8月9日にこのワークショップを行います。

「穢れ」の定義を、あらためて教えてください

自分の心で思ったことと、行動が一致していない状態のことです。お仕事柄、それをやらなければいけない状況の方は、実はたくさんいらっしゃいますよね。

そういう時、皆さんちょっと暗い顔をして帰り道を歩いていたりします。本来の自分というところにきちんと合っていないと、魂が喜ばないんです。

そのズレを直したいと一生懸命思っても、無理が重なってそのままにしてしまうと、病気になったり事故にあったりすることに繋がってしまう。もう一度立ち止まって、「自分の魂の振動数は何だっけ?」ということを意識する。それを思い出すと、神に近い自分本来の力が蘇ってきます。そういう自分に近づいていく方法なんじゃないかなと思います。

それを祓っていくものとして「禊」があるわけですね。禊とは、どういうことが行われるのでしょうか?

古神道でやる禊行(みそぎぎょう)には、「身を削(そ)ぐ」といういろんな意味が含まれています。自分の体を使って削いでいくという行動と、水でその穢れを落としていく、という両方が組み合わさっています。

これは古事記や日本書紀にある、イザナギノミコトが黄泉(よみ)の国から帰ってきた際、その穢れを水で落とされた、という故事にも繋がるものです。祝詞では「祓え給い、清め給え」という言葉を、耳でしっかりと聞きます。祓串(はらえぐし)の「サッサッ」という風を切る音も、儀式中に集中して耳で、そして体全体で聞くことで、その振動数をしっかり自分の中に入れていく、そんなイメージで行います。

穢れを削ぎ落とすのと同時に、霊のエネルギーが注がれる——これは同時に起こることなんです。穢れを出すのが先で、同時にエネルギーが入ってきて、生命力が高まっていく。両方が同時に行われます。

西洋的なヒーリングはエネルギーだけを扱うイメージですが、神道ではそういった物理的なことも重要なのでしょうか?

はい、とても重要です。自分が「神の分け御霊」として本来は生きているんですが、社会生活を営んでいるうちに、だんだんと神とは遠い存在になっていってしまう。そうした社会的な文化に触れながら生きているうちに、本来の自分を見失いがちです。

もう一度立ち返って、「何のために生まれたんだっけ」「なぜエネルギーが内在しているんだっけ」ということを思い出すために、余計なものを削ぐということがすごく大事なんです。私たちは、思っている以上に余計なものに囲まれています。まず余計な穢れを取る。その上にいろんなことを築いていって、自分の本来の姿に立ち返っていく——それが神道の考え方です。

神道ではなぜ、「祓」をこれほど大切にしているのでしょうか?

先ほどお伝えした通りです。自分が「神の分け御霊」ということで本当は生きているのですが、社会生活を営んでいるうちに、だんだん神とは違う遠い存在になっていく。そうした状態から、もう一回立ち返るために、余計なものを削ぐことがとても大事にされているんです。

印象に残っている、奇跡的な体験や出来事はありますか?

儀式の前と、終わった後で、参加された皆さんの顔色がまったく違うんです。始める前は、いろいろなものを抱えて来られるので、どよんとした表情をしているんですが、帰る時には皆さん、すごく晴れやかな表情になって、真っ白くなっていきます。オーラもすごく透明になって、写真で撮り比べてみると、来る時と帰る時とで全然違うんです。

帰り道ではもう体が軽くなっていたり、来る時にあった頭痛が、気がついたら治っていたり。そうした身体的な変化だけでなく、「本当の自分の気持ちに沿って生きられるようになった」という声もいただきます。

霊的な面から言うと、私たちは代々の祖先から成り立っているので、祖先たちの霊も自分の中に入っています。自分が禊がれて綺麗になると、実は祖先たちも一緒に綺麗になっていくんです。

スピリチュアルで言われる「先祖代々のカルマ」も清算されるということですね。当日は、どのような流れで行うのでしょうか?

まず大祓式を、古神道の伝承に基づいた順序で行います。人の形に切り抜いた紙があり、それに自分の痛いところや疲れているところを移して見立てて、自分を綺麗にしていきます。

その後、大祓の祝詞などを、参加者全員で声に出して奏上します。大祓が終わったら、続いて禊行に移ります。自分の身体を祓い清め、内臓や体を震わせて、最後に振動数が高まったところで、水による禊も行い、浄化されて終わる、という流れです。

大人数で行うことで、場の共鳴のような効果が生まれるのでしょうか?

その通りです。一人で行うのももちろん良いのですが、何人か集まって行うと、エネルギーがやはり違います。大勢で行うというのが、大祓本来の姿でもあるんです。

一回参加するだけでも、変化を体感できるものですか?

すぐに分かると思います。その最中は夢中になってやっているだけなのですが、帰り道にはもう、来た時の自分とは違う自分になっている、ということを、皆さん実感されています。内面的な浄化と、外面から受けたものへの浄化が同時にできるので、それだけ強力だというイメージです。

このワークショップを受けた人と、受けなかった人とでは、どんな違いが生まれますか?

本来の自分に立ち戻るので、迷いがまったくなくなっていきます。自分を信じて、しっかりと自立して立つことができるようになるので、他人がとやかく言うことも、あまり関係なくなっていく感覚があります。

だいたいの人は、社会生活や仕事をしていく中で、本当の心と魂に沿ってしまうと仕事ができなくなってしまう、と感じがちです。でも本当は逆で、自分に嘘をつけなくなっていくからこそ、本当に自分がやりたいことが見つかるようになっていきます。そこから、道がどんどん変わっていく人が多いです。

8月9日「夏越大祓式と古神道禊行 体験ワークショップ」


日暈 鷲さんによる、会場開催の体験ワークショップです。
詳細・お申し込みはこちらよりご確認ください。

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