ウォークインについて :SP(特殊な統合)
SP : DD 次元のディセンション /SP : RSB 同体転生 /SP : SR 魂の循環 /SP : WI ウォークイン
■ウォークインについて
大いなるスピリットの個別化した一部として顕現した魂が、生涯で成し遂げるべき目的を達成したとき、3つの基本的な選択肢が与えられます。新たな人生の目的を引き受けるか、死ぬか、またはウォークアウトするかです。魂がウォークアウトすることを選択したとき、ウォークインする別の魂と身体化を続けるための契約を結びます。これは「身体泥棒の侵略」でもなければ憑依でもありません。アセンションのために、その人がウォークインである必要はありません。それは単に個人的な同意であり、地球に入るためのもうひとつの手段にすぎません。ウォークインの経験は非常に個人的なので、明確な説明をするのは難しいのですが、以下が起こりうる経験の概要です。
多くの場合、新しい魂が実際の乗換えを始めるまえに、数日間から数週間の「お試し期間」があります。それは眠っている時や瞑想中、またはチャネリング中に起きるので、気づかない人もいます。誰かがつきまとっているような感覚や、時間の喪失感があるかもしれません。”ウォークインする存在”の中には初めて身体に宿るものもおり、密度を高く(重く)する感覚に慣れる必要がある場合があることを覚えておいてください。また新しい魂はDNAの遺伝暗号や、身体全体にたくわえられた既存のエネルギー・パターンを調べて、そのまま残すものと手放すものを決めています。
ウォークインの直前に、人生の終わりを感じる人もいます。これは極度の疲労、ひどい憂鬱、あるいは自殺願望などとして表れることがあります。これは入れ替わりが起こることを解釈するための、その人なりの方法です。実際のウォークインが起こる間、意識がある人とない人がいます。意識がある場合でも、入れ替わりは深いトランス状態や眠りの状態にあるときにしばしば起こります。時折、魂は身体に事故、病気、昏睡状態、脳震盪(のうしんとう)、または感情的なショックなど、大きな外傷を引き起こすことを選択することがあります。これによって新しい魂がより深いレベルまですばやく統合することができるからです。外傷などによって身体全体の機能が習慣的なパターンから分断されることで、新しい魂を受け入れやすくなるからです。今までは、このような手段によって2つの魂がエネルギー変換に着手するというのが最も一般的な方法でした。最近では、ウォークインのプロセスはいくぶん楽になりました。いくつか理由がありますが、地球上のすべての人がライトボディの変異を開始したことも、その一つです。ウォークインにとって、身体が細胞レベルで新しいエネルギーを受け入れるのが楽になり、その人が新たな個性を受け入れることを可能にします。より多くのウォークインたちが、入れ替わりの全体をとおして、完全に意識を保つようになってきています。
ウォークインが起こる時点で、古いスピリット体、メンタル体、感情体は、その身体の元の占有者とともに解放されて、新しいスピリット体、メンタル体、感情体が身体に付着します。新たな(幾何学)パターンや感情がエーテルのブループリント・ボディにもたらされ、いくつもの古いパターンが解放されます。エーテル体と身体は、継続性が保たれます。レガシー(遺産)のキーパーもです。
前の人生経験に対する感覚は、全般的に中立的です。多くのウォークインたちは感情的な愛着をもたずに、人生の現実を保持します。以前の魂の経験の記憶は、まるで感情的な音声を消して見る映画のようなものです。このような中立状態はたいてい、パートナー、子供、両親、友人など、感情的に重要な人々からの分離感を意味します。新しいウォークインにとって、以前の(身体の)占有者が持っていた課題、未解決の状況、個人的な問題を処理するのは簡単です。彼らは(新たな占有者)は、以前の占有者が解決できなかった満たされない結婚生活や、やりがいのない仕事から離れることが多いようです。
周囲の人たちが非常にうろたえることは、ウォークインした新しい存在が、顕著な人格の変化を見せることです。ウォークインの最初は、人格が順応性に富んでいて、新しい魂が新しい性格的特徴を試して、新しい人生の目的にぴったりの組み合わせを見つけていきます。また、もともとの占有者とは異なる食べ物、色、洋服、ライフスタイルを好むなど、個人的な好みが変化するのも一般的です。
新しいウォークインはまるで新生児のようなものです。感情体とメンタル体が「新しい」ために、かれらはまだ環境からの刷り込みを受けていません。赤ちゃんと同じように、ウォークインは周囲の人々の感情、特徴、信念を吸収するスポンジです。新しいウォークインは、ともに時間を過ごす人々を注意深く選ぶことがきわめて重要です。なぜなら彼らは周りの人々の性質から影響を受け、善悪の判断をしていくからです。
新しいウォークインにとって最も困難な状況は、彼らを以前の身体の占有者のままとみなして、彼らに対応しようとする人々と一緒にいることです。このような人々というのは通常、パートナー、両親、家族、友人など、以前の魂にとって感情的に非常に重要だった人々であるため、状況がとても難しくなります。魂の入れ替えが起こったことに気づかない、あるいは信じないかもしれません。このような人々は悪意はないのですが、かつての魂の感情やイメージを新たなウォークインに投影して、新しいエネルギー体に「ゴースティング」とよばれる古いエネルギーの覆いをかぶせます。透視すると、それは二重の姿のように見えます。これはウォークインの身体と人格にとって非常にストレスの多い状態で、病気になったり、気が狂うように感じたりすることがあります。
統合のプロセスの肝心な部分は身体です。身体の意識のほとんどは、その細胞の記憶の貯蔵庫にウォークインの経験をまったくとどめていません。「私は死にかけている」という記憶を除いては。もし身体が死にかけていることを強く信じていると、その機能全体を停止させてしまう可能性があります。また、身体が新しい心臓や肝臓に拒絶反応を示すのと同じように、細胞レベルで新しい魂を受けつけないかもしれません。これは通常リューマチ性関節炎の症状として表れ、痛み、はれ、炎症が突然耐え難いほどに表れます。極端な場合には、部分的な麻痺が起こることもあります。他に身体の拒絶反応の症状として一般的なのは、アレルギー反応ーー食べ物、石鹸、洋服、植物、家庭用洗剤、環境、自身の免疫などにーーです。新しいウォークインの最も初期の頃には、癲癇(てんかん)に似た発作が起こることがよくあります。これは脳波と、脳の電磁機能の変化によるものです。
拒絶反応や精神錯乱の身体的、人格的症状のほとんどは、少しの調整ですぐに消えます。しかし前の魂の機能不全で古臭い現実のイメージを解放するプロセスには、数年かかる場合があります。身体がこれらの古いエネルギーを解放するときに共通して起こるのは、深い悲しみの状態です。対処する秘訣は、悲しみに逆らわず、こみ上げる感情をそのまま、十分に悲しみを表現することです。そうすることでより早く消えていくようです。
もし、ウォークインが起きても気が付かなかった場合、その人はたいてい「私には達成するべき非常に大切な何かがある ―それが何だったか思い出せさえすれば」と感じています。これは大変いらだたしい感覚ではありますが、人生のゴールが1年ほどベールに隠されていることは祝福でもあります。この期間があることで、身体、人格、寿命の調整が可能になるからです。
ウォークインしたことを完全に自覚している場合は、その人はいわば「時を移さず開始する」ことがよくあります。通常、彼らのライフワークにはベールなどかけられていませんので、身体を調整するための時間をとらないことがあります。多くの場合、「燃え尽き」が起こり、約1年が経過した時点で、彼らは病気になる可能性があります。ウォークインの中には実際に何が起こったのかにまったく気づかず、ただ劇的な人生の変化を経験したと思っている人もいます。意識の範囲はあらゆる方面に及びます。ある魂は単に大きなカルマを解消したいと願っているかもしれません。またある魂は別の次元や宇宙からやって来て、この地球の光への移行を手助けするためにここにいるのかもしれません。魂がウォークインするのには様々な理由がありますが、主な理由としては、身体をゼロから育てるよりも、新しい魂を新しい身体に統合するほうがずっと早いというのを挙げることができます。
どのウォークインも、それぞれ独自の体験があるということを、ここで繰り返しておきたいと思います。ここで説明したすべてを経験する人もいれば、一部を経験する人、またはまったく経験しない人もいるかもしれません。これらの起こりうる反応は、私自身の経験と、私がともにワークをしてきた多くのウォークインたちの経験をまとめてみたものです。私たち全員が必要だと感じたことは、私たちの身体を十分に優しく扱うということです。身体は乗り物ではなく、私たちの人生経験を共同創造するパートナーです。身体が死、拒絶、自暴自棄、深い悲しみの感覚を乗り越えるには時間がかかります。でも、身体の意識が、「ウォークインした魂が意識的にこの身体を選び、身体を愛し、パートナーとしてともに働きたがっている」ということを理解したときに、奇跡が起こるのです。